2024年 11月
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

Powered by mod LCA

過去のブログはこちら

ゆう動物病院のBlog

混雑・待合情報

 

休診日のご案内

【休診日】

 木曜日 祝日 第1日曜日

【午後休診】

 第1以外の日曜日午後

 

side2 bn201709

 

受付時間

午前11時45分まで

午後 7時15分まで

 

初診の方・重傷の方

セカンドオピニオン希望の方

じっくりお話を伺った上で診療したいのでお早めに来院して下さい。

遅くとも診療終了30分前には受付を心がけて下さい。

診療案内

ペットホテル

求人案内

アニコム

iPet ペット保険

アクサやその他保険も対応しています。

ゆう動物病院

ゆう動物病院 Homeゆう動物病院のブログ症例脾臓腫瘍と子宮蓄膿症併発 ヨークシャテリアちゃん

脾臓腫瘍と子宮蓄膿症併発 ヨークシャテリアちゃん

 こちらはヨークシャテリアの女の子です。

数年前に保護された子で、年齢は不詳です。

 

「昨夜から下痢・嘔吐をして、元気が全くない」とのことで来院されました。

 診察時、ぐったりしていて、診察台の上で横たわったまま動きませんでした。かなり重傷でした。

 

触診検査、血液検査、レントゲン検査、エコー検査を実施した結果、以下の4つが原因でしんどくなっていることがわかりました。

①お腹の中に腫瘍がある

②子宮の炎症があり腫れている

③貧血

貧血の数値:Ht 19.4%(正常は35〜45%)

※正常の半分くらいしかありません

④血小板減少(出血を止める細胞が少ない)血小板5千/μl(正常は20万以上)

 

スクリーンショット 2016 10 28 19.11.33

退院後順調に回復し、抜糸を行った時の様子です。

自分で歩き回り、よく食べてとっても元気になりました。初来院時は、立つこともできず横たわり、意識ももうろうとしていました 

 そこで、まず輸血を行い、貧血と血小板減少症を治療しました。その後点滴も行い可能な範囲で体調を整えた後に、お腹の腫瘍摘出+子宮摘出手術を実施することになりました。

手術は無事成功し、お腹の腫瘍は『脾臓の腫瘍(平滑筋肉腫)』、子宮の拡張は『子宮蓄膿症』でした。

 

手術後の入院中にさらに2度輸血し、元気になって無事に退院しました。その後の経過は順調で、先日抜糸も行いました。

 

いろいろ大変でしたが、元気になっ良かったですね!!

 

 輸血のドナー犬を募集中です!!

病気の動物たちの中には輸血することで助けられる命もあります。当院では看板犬ぽんずや、スタッフの愛犬・愛猫たちに協力してもらっています。しかしそれでも足りない時には、輸血ドナー登録頂いている動物や、患者様自身のお知り合いの動物たちにも助けて頂いております。

 

当院では輸血ドナーになっていただける方を随時募集しています。

ご興味のある方は当院スタッフまでお問い合わせ下さい。

IMG 7272

◯で囲んだところが首です。内出血しています。

血小板減少が起きると皮膚の下で内出血することがあります。

原因不明の内出血は要注意です